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名義変更すること

廃車を買取り後に名義変更すること

自動車の廃車には根拠となる法律の条文により、15条抹消と呼ばれる永久抹消と16条抹消と呼ばれる一時抹消とがあります。このうち永久抹消はナンバープレートの返納の有無にかかわらずすでにスクラップになっているため、二度と登録がなされることはあり得ません。一方で一時抹消の場合には、ただ単にナンバープレートの返納により公道が走れない状態で、さらに所有者がいない状態にしておくだけの状態です。つまり、またナンバープレートを付ければ公道が走れるようになる状態のものを指しています。このように廃車には2種類が存在していますが、買取を行う場合には鉄くずとしての価値しか認めない場合はともかく、通常はまだ乗れるような状態すなわち一時抹消登録の状態のものを買取りを行う取引が頻繁に行われているところです。

公道は走れませんので、通常は牽引等により使用する場所まで運送し、その地域を管轄する運輸支局で廃車の状態から中古車新規登録により、再度ナンバープレートを付けて公道を走れる状態にした上で、名義変更なりを行って売却する流れとなっています。廃車をせずにすぐに売れた場合には、この流れではなくすぐに名義変更の処置がなされることもあります。つまり、自動車の買取の流れは売る側と買う側との意思や、自動車の状態などでいろいろな取引形態が存在するというわけです。廃車をするにも名義変更をするにも申請等における手数料がかかります。その費用負担を嫌って、可能であればすぐに売却して廃車登録前に名義変更をしてしまいたいというのが、売る自動車業者側の思いでしょうが、すぐにその自動車が売れるとは限りません。

自動車自体の扱いをどうするのか、すぐに売れる場合には問題はないのでしょうが、とりあえず買取りにより在庫が出来た場合には、廃車をしておかなければ自動車税が課税されたままになってしまいます。税金負担が重くなってきますので、いったん廃車登録を行い、その月までの税金負担で済ませておくのは一般的な自動車業者の考え方となっているところです。売れた段階で再度車検が切れているわけですから、車検及び走行に問題がないように部品の点検等を行って、売れる状態にして売却するというのが一般的な流れでしょう。このように自動車業者もその自動車の売れる見込みやいつごろまでその自動車を保管するのかなどを慎重に見極めることによって、儲けになるのかどうか収支を見極めているような状態です。”

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